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1999年9月2日 「身体の夢」展 [新・たそがれ日記]

1999年9月2日(「身体の夢」展)

今日は、東京都現代美術館で開催中の「身体の夢」展を見に行きました。
12時15分に家を出て東急東横線から地下鉄を乗り継いで東西線の木場駅に着いたのは13時過ぎ。
ここから江東区三好にある美術館まで急ぎ足でも10分はかかります。
東京都もつくづく不便な所に美術館を建てたものです。
9月に入ったとは言え、まだまだ暑い時間帯にとことこ歩くのは嫌なのでタクシーを拾って美術館前まで行ってもらいました。

今日のあたしのファッションは、クリーム地にグリーンの波模様のタンクトップ・ワンピースにレモン・イエローの半袖カーディガン。せっかくファッションの展覧会を見にいくのですから、暑くなかったらもう少しはおしゃれをしてったかもしれませんけど、機能優先にしました。

「身体の夢」展は、「ファッションor見えないコルセット」という副題が示すように、19世紀、女性がコルセットを締めていた時代から現代、さらには近未来までの女性ファッションの展開を追うことによって、身体とファッションの文化史を明らかにしていこうという企画です(11月23日まで)。

実は、あたし、近々「性・ファッション・身体」という講座で講演を依頼されているので(10月1日 赤坂:国際交流基金国際会議場)、その勉強のためにも、見ておきたい展覧会だったのです。

19世紀のコルセットやドレスから、20世紀のファッションをリードした有名デザイナーの作品、さらには近未来のファッションを予測させる前衛的な作品まで、まるでファッションショーのように展示されていてとてもおもしろかったです。
会場には、ファッションデザイナーの卵みたいな若い女性が目立ちました。

あたしが一番興味をもって、つまり「いいなぁ」と思いながら眺めていたのは、19世紀のコルセットとドレスでした。
実はドレスフェチのあたしは、コルセットでウェストを絞り、バッスル(後ろ腰を高く盛り上げるための道具)で後ろ腰を膨らませて着用する19世紀後半のバッスル・スタイル(日本で言えば「鹿鳴館風」)のドレスを一度ちゃんと着てみたいのです。
函館で鹿鳴館風の衣装を着せて写真を撮ってくれるところがあるらしいので、そのうちFLT(フェイクレディツアー)で・・・と思ってます。

展示されていた19世紀代のコルセットの内で最も細いものはウェスト45cmのものです。
ただこれはバストも66cmですから、よほど小柄な女性か少女用ではないかと思います。
きれいなラインだなぁ、と思ったのはウェスト59cmバストも89cmのワインレッドのサテンのコルセット。
素敵だなぁ、と思ったのはウェスト48cmバストも81cmの黒に小花柄のシルク・ジャガードガーター付きのコルセット。
ゴージャスでセクシーでした。
これだけ制作年代が1907年頃と遅いので、もしかすると趣味的な要素が加わってるのかなと思いました。

笑ってしまったのは、ウェスト81cmバスト104cmのブルーグレーのコルセット。当時も中年太りに悩むオバさまがいたことがわかり、なんとなく親近感を感じました。

ところで、現在でも本格的なコルセットをオーダーメイドで作ってくれるお店が六本木にあります。
あたしは、昨年、テレビ朝日の番組でコメントした際、ロケーションで借りたお店が偶然そこだったという縁で知ったのですけど、ランジェリーに凝る女性には有名なお店のようです。
店主であり制作者であるきれいなお姉さんに「その内、お願いに来ます」と言っておきながら、もう1年半もそのままになってます。と言うのも、せっかく作るのなら、もう少し痩せてから細みのものを・・・、という野心があったからです。
でも野心が実現に向かう気配もまったく無く・・・。
会場で、ウェスト81cmバスト104cmの太めのコルセットを眺めながら、あたしがオーダーしたコルセットがこうならないようにダイエットに励もうと誓いました。

帰りは、暑さも少し和らいだので、地下鉄都営新宿線の菊川駅まで歩いて都営新宿線に乗り、新宿で少し買い物をして帰りました。


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