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2006年07月28日 「となりのトトロ」/昭和30年代ブーム [日常(思い出話)]

2006年07月28日 「となりのトトロ」/昭和30年代ブーム
7月28日(金) 曇り

11時半、起床。

朝食は、トースト1枚、生ハム4枚、レタス&きゅうり。

午後、レポートを回収しに短大へ。
講師室で採点して、成績表も提出してしまう。

帰路、駅の蕎麦屋で昼食(冷やしかき揚げ蕎麦)。

16時、仕事場に戻る。
メールチェック、「日記」のアップなど。

18時、久しぶりに「手もみん」へ。
いつものマッサージさんに1時間じっくり揉んでもらう。
首、肩も凝っているが、予想以上にひどかったのは腰。
それが太腿(外側)から、膝下の異常な張りの原因になっているようだ。

20時、帰宅。

夕食は、豚肉のしょうが焼きを作る。
それに、赤貝とまぐろのお刺身。
私は、ほやの酢の物、あしたばの胡麻和え。

食後、子供と一緒に宮崎駿監督のアニメ映画「となりのトトロ」(1988年)を見る。
昭和30年代の日本の田舎の情景、たしかに懐かしい。
描かれている水田、入道雲、里山、森、息を飲むほどに美しい。
姉妹と父が暮らす田舎は、ある意味での理想郷として描かれている。

しかし、当時を思い出してみた時、はたしてあの頃の日本はあれほど美しかっただろうか?
食膳にはちょっと目を離すと黒蝿が止まり、庭で遊んでいたら薮蚊に食われ放題だった。
畦道を歩けば、肥え溜の強烈な臭いがした。
舗装されていない道路は、お天気が続けば埃だらけ、雨が降れば水たまりだらけで、歩くのにたいへんだった。
現代では信じられないような貧しい人も多かった。
子供だって、青鼻を垂らしているような子はいくらでもいた。

ちょっと美化しすぎているように思う。
でも、現実主義者の私でさえ、トトロや猫バスがいたらいいなと思う。
だから、ヒットしたのだろう。

昭和33年を舞台にした映画「ALWAYS 三丁目の夕日」(2005年)がヒットした昨年あたりから、昭和30年代ブームのようだ。
確かにあの頃から、日本人は必死に働き続け、高度経済成長を達成し、その結果、経済的な繁栄と飢えや寒さとは無縁な豊かな生活を得ることができた。
しかし、それと引き換えに、美しい自然と豊かな人情を失った。
だから、あの頃が、より懐かしく美しく思えるのだろう。

だけど、あの頃の生活に戻れるかと言えば、ほとんどの人は不可能だろう。
物質的豊かさとは麻薬のようなものだからだ。
私も自信がない。
戻る気がない、戻れないことがわかった上でのブームって、ちょっとどこか空しいかも。


昭和33年の私

お風呂に入った後、明後日からの家族旅行の支度をする。

夜中、『ニューハーフ倶楽部』の連載エッセー「フェイクレディのひとりごと 53」を書く。
テーマは「『女』として年をとる」。
1時間ほどで一気に書き上げる(1875字)。

強めのマッサージの後はいつものことだが、身体がとても辛い。
水分を多めに取って、疲労物質の早目の排泄を心掛ける。

『インド 第三の性を生きる-素顔のモナ・アハメド-』(青土社 2006年7月)を読み始める。

就寝、3時。

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