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2011年06月29日  「レバ刺し」法的規制の可能性 [食文化論]

2011年06月29日  「レバ刺し」法的規制の可能性
6月29日(水)

「レバ刺し」(牛レバーの生食)が法律で禁止される可能性が出てきた。

我家は、ほとんど肉の生食をしない(馬刺は除く)ので関係ないが、生肉食人にとっては重大問題だろう。

そもそも、何を食べるかを法律で規制することは適切ではない。
人間が何を食べるかは基本的に自由だからだ。

ただ、食品の提供の仕方を法律で規制することはできる。
たとえば、魚種と部位を法律で規制し(食品衛生法)、調理人を免許制にしている(都道府県のふぐ条例)河豚(ふぐ)料理のように。

今回の法規制が実現すれば、やはり食品の提供の仕方を規制する形になるだろう。

でも、仮に「レバ刺し」を実質的に法律で禁止しても、「闇」で食べる生肉食人は後を絶たないだろう。

逆に、不衛生な「闇生肉レストラン」がはびこることで、食中毒が増加し、逆効果になるように思う。

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時:8月のある熱帯夜
場所:新宿ディープ歌舞伎町の裏路地

客:例のブツあるかい?
売人:旦那、すいません。今日の入荷分がサツの手入れでやられちまって・・・。
客:えっ、ほんとうにないのか? 俺、もう3日も喰ってないんだよ(手に震え)。
売人:(ありゃ、禁断症状かよ。じゃあ在庫処分すっか)ないこともねぇんですが・・・。
客:なんだ、あるのか。なら買うよ。200g1万円だったよな。
売人:へえ、ただちと鮮度が・・・(クーラーボックスの底から肉塊を取り出す)。
客:いいよ、胡麻油に通せばたいてい大丈夫だから。
売人:じゃあ、100gおまけして、300g1万円で。
客:それはうれしいな。ああ、これでたっぷりレバ刺が喰えるよ。
売人:保冷材、多めに入れておきやす(やれやれ在庫がさばけた)。
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「レバ刺し」も生食の規制検討 厚労省の審議会

焼き肉チェーン店「焼肉酒家えびす」の集団食中毒事件を受け、生食用牛肉の罰則付き衛生基準を検討する厚生労働省の審議会の初会合が28日開かれ、肉だけでなく、内臓のレバーについても、生食の規制の是非を検討することを決めた。

厚労省によると、肉は表面を削り取る「トリミング」をすれば食中毒の原因となる菌を取り除くことができるが、レバーは中心部まで菌で汚染されている場合がある。今後の議論次第では、飲食店での生レバーの提供が禁止される可能性も出てきた。

この日の会合では複数の委員が「生レバーが原因の食中毒が相次いでいる。何らかの規制が必要だ」と主張した。

【共同通信】 2011/06/28 21:02 http://www.47news.jp/CN/201106/CN2011062801001217.html


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